バスのラッキーな話
ただ誰かに話したいだけのしょうもないお話です。
今日、かねてより予約していた保育園の見学に行ってきました。
天気予報は、曇りときどき雨、といった感じだったので、
雨傘寄りの兼用傘(要は日傘にしては大きめの傘)を持って、
娘を抱っこひもでかかえて行きました。
家を出た時、雨はやんだ後という様子で、
日差しがあり、
地面からむわっとした湿気を感じました。
予定通りのバスに乗り、運転手のすぐ後ろの少し高くなっている席に座りました。
それから10分ほど経つと、抱っこひもの中の娘はすやすやと眠りだしました。
ふだんの朝のお昼寝はもう少し遅い時間ですが、
バス内の涼しさと、抱っこの温かさが心地よかったのでしょう。
そのまま降車予定のバス停まで寝ていました。
目的地のバス停に着き、降りるのは私1人でした。
やや時間が押していたことと、
前乗り後ろ降りのバスだったため自分の席から出口が遠かったことで、
素早く降車しなければ、という思いがなんとなくあり、
眠っている娘の頭を支えつつできるだけすみやかにバスを降りました。
外はすっかり晴れ。
日差しが照りつけています。
このままでは日焼けしちゃう。
……ん!?
傘をバスの中に忘れたぁーーー!!!
ショック……
これから雨も降るかもしれないのに、
傘がないなんて。
傘が〜〜ない〜〜〜〜♪
幸い保育園までは徒歩2分ほどで、
娘に謝りながらも雨にぬれることなくたどり着くことができました。
帰ったらバス会社に連絡だな、
市内の事務所預かりになるなら明日にでも取りに行けるかな、
はーやれやれ、
などと思いながら炎天下の道を歩いていました。
保育園の見学には、経験上1時間弱くらい要すると考えていましたが、
今回はあっさりめで、30分足らずで終了となりました。
思ったより早く終わったため、
元々帰りに乗ろうと思っていたバスが来るまで30分以上あります。
その一本前の便でも15分以上。
そこで、バスの選択肢が多い近くのJRの駅まで歩くことにしました。
初めて歩いた道で、かかった時間は15分弱。
抱っこで密着していることもあり、暑さで娘の顔も少し赤くなっていました。
タオルなどで娘の頭を日陰にしながら歩き、
途中でお茶も飲ませました。
ようやく駅のバス停に着くと、
7、8人がすでにバスを待っていました。
立ち止まると汗がだらだらと流れます。
電光掲示板をちらりと確認すると、
自宅最寄りバス停に直行ではないものの、
ちょうど良いバスがあと2分ほどで来るところでした。
と思ったら、
そのバスではなく、
朝乗ったバスと同系統のバスが先に私たちの前に現れました。
これは良いところに!!と思い、
そのバスに乗り込み、
運転手の二つ後ろの席、
優先座席のうち一番前の席に座りました。
あーーー涼しい!!
やっと快適なバスに乗れた。
Aちゃん(娘)、涼しいね、もう大丈夫だよ、
などと声をかけて、
ふと前を見ると、
前の席に座っている男性の前方に、
なんと、
私の傘が!!!!!!!!!
ま、まじでーーーーーーーー!!?!?!?!?
なんとなんと、
行きに乗ったバスが終点で折り返してきたところに乗り合わせたようなのです。
終点まで気づかれずに、
あるいは気づかれたものの誰かに持っていかれることもなく放置され、
バスとおそらくバスの運転手と共に折り返してきた、
傘。
あーーーーよかったあああああああ。
その後私の傘が手すりにひっかけてある席に座っている男性が傘にかまうこともなく、
私の手元に雨傘寄りの兼用傘が戻ってきたので、
バス会社に連絡することも、
傘を取りに出かけることもせずにすみました。
めでたしめでたし。
…本当、昔から傘を置き忘れがちなんですよね、私。
不注意だなあ。