1歳児の午前のおやつに煮干しをあげている話
わが家の長女は、1歳になった前後くらいから煮干しを食べるようになりました。
当時、彼女の歯は前歯とそのわきの歯が上下8本そろっているだけで、
奥歯はまだ生えていませんでした。
ある日、母である私が小腹がすいたので「食べる小魚」(かたくちいわしの稚魚、いわゆる煮干し)を食べていると、
娘がほしそうに見ています。
「硬いから口に入れても食べずに出すだろうな」と思いながら小さめのものを1匹あげてみると、
案の定口に入れてもぐもぐし始めたのですが、
なんとそのままゴックン。
ちょっと「硬いなあ」といういぶかしげな顔ではありましたが、
食べ終わると次を要求。
「え、あんた煮干し食べれるの!?」
と、おそらく歯ぐきでカミカミして煮干しをやわらかくしているのであろう娘の食べっぷりに驚きつつ、
それから彼女の午前のおやつは煮干しになりました。
食塩入りは塩分が気になるので、
すぐに食塩無添加のものを買ってきました。
(置いていないスーパーも多いようですが…)
1歳児の食塩摂取基準は1日あたり男児3.0g未満、
女児3.5g未満です。
(『栄養の教科書』新星出版社 参照)
食塩無添加の煮干しだとこれより大幅に少ない塩分です。
煮干しのいいところ、
まずは栄養でしょう。
カルシウムがとれますし、
脳の働きやアレルギー系疾患予防に大事なDHA、EPAも含まれています。
魚に含まれる油をたくさんとること(リノール酸とリノレン酸のバランス)の大切さは、
この記事のレビュー先の本で学びました。
さらに、固くてあごが鍛えられるので、
あごが小さくなって歯並びが悪くなることも予防できるかもしれません。
また、たくさんかまないといけないので一気に大量には食べられず、
おやつの食べすぎにもなりにくいと思います。
もちろんおやつは「補食」なので、
食事で足りていない栄養を補う必要があります。
なので下手に控えめにする必要はありませんが、
午前のおやつの最後に煮干しをあげることで、
煮干しはそんなに「もっとくれ」とならないので、
わが家ではおやつストッパーになっています。
外出時に持って行くのにも向いていると思います。
袋に入ったおせんべいなどは、
バッグの中で割れて粉々になってしまうこともありますが、
煮干しはバッグに入れてもほとんど破損しません。
こんな風に、1歳児のおやつにしてみると、いいことだらけの煮干しでした。
これ、人におすすめしていいものかと保健師さんにもらった育児サポートブック的な冊子を見てみると、
朝のおやつは果物、昼のおやつはおにぎりなどが推奨されているんですね。
ビタミン・食物繊維、炭水化物を補う方向ですね。
そう言われると、
これまで10時のおやつは煮干し、3時のおやつはさつまいもスティックとみかん、
だったのですが、
10時にみかんと煮干し、3時にさつまいもにした方がいいのかも、という気がしてきます。
ちなみに、近所の同じくらいの子が集まる時、必ず煮干しを持っていっていますが、
今のところ他の子達にも好評です。笑
ただ、プリン体が多く含まれるようなので、食べ過ぎはNGのようです。
何の食材でもそうだと思いますが…
そんな、個人的なおやつタイムについての報告でした。
食塩無添加の煮干し、おいしいです。