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丹波焼陶器まつり2019レポート

令和元年10月19日から20日にかけて開催された、第42回丹波焼陶器まつりに行ってきました。

今回は、二日目の10月20日のみの参戦です。

 

 

広範囲に分布する会場

今回初めて丹波焼陶器まつりに行ってみてわかったことは、

陶器まつりの会場がかなり広い範囲に分散しているということでした。

会場は大きく分けて、

 

  • 陶器市会場(丹波篠山市今田支所)
  • 催し会場 立杭陶の郷
  • 窯元めぐりのできる通り

 

となっています。

 

今回訪れたのは陶器市会場だけだったのですが、

車で動いている間に見えた案内看板などから察するに、

各会場は相当離れているようでした。

距離的にはもしかするとそうでもないのかもしれませんが、

起伏の多い地形のためどこにいてもあまり見通しがきかないので余計遠そうに感じました。

 

全ての会場に行く場合、どこか一か所に車を停めてシャトルバスや路線バスを利用するのが現実的だということがよくわかりました。

(朝10時半の時点で陶器市からのシャトルバスはものすごい行列になっていましたが…)

 

 スケール感が都会の感覚と全く違うので要注意です。

 

 丹波焼陶器祭りの駐車場事情

カーナビに従い、三田西ICではなくひょうご東条ICで高速を下りる

私達家族は宝塚ICから高速に乗って会場に向かいました。

丹波焼陶器まつりのHPによると、

車の場合は私たちのルートだと舞鶴若狭自動車道に入り三田西ICで高速を下りると、

会場まで約10分と近いようだったのですが、

カーナビは中国自動車道を進むよう指示。

よほど陶器まつり会場周辺が混雑しているのだろうと思い、ナビに従いました。

その結果、ひょうご東条ICで高速を下り、丹波篠山までかなり回り込む形になりました。

その時点では特に渋滞など無し。

 

朝10時すぎ、渋滞の中「今田中学校」の駐車場へ

丹波篠山市に入ると徐々に車が増え、明らかに混雑してきました。

私達はカーナビの行き先を、陶器市会場の「今田支所」に設定していましたが、

道路の通行制限もあり、とにかく他の車の流れについていくしかない状態になりました。

 結果的にはそれで正解だったのでよかったです。

 

スマホの地図と照らし合わせ、車の列が陶器市会場に向かっていることがわかりました。

私達は元々10時前には会場に着くように出発する予定だったのですが、

1歳の娘の準備など手間取って出発が遅れ、

陶器市会場前の駐車場(P3)の前を車で通りがかったのは10時半前でした。

すでにP3は満車

(陶器市会場から最も近くて便利ですが、地面がかなりぬかるんでいました…)

 

私達の車は同じ通り沿いにある今田中学校(P2)に向かっていました。

が、止まりながらちょっとずつしか進まない完全な渋滞だったので、

P2もあやしいのではないか、シャトルバスに乗ることになるのではないか、

と覚悟していました。

 

私は娘のおむつ替えのために、先に会場前で車から降ろしてもらったのですが、

結果的に、夫はP2に車を停めることができました。

 

今田中学校(P2)も陶器市会場から歩いてすぐだった

例の田舎のスケール感のため、P2から陶器市会場までは10分くらいは歩くような感じだろうと思っていたのですが、

今田支所と中学校の敷地は隣接しており、歩いてすぐだということがわかりました。

ただ、徒歩で一番近い道を通る場合、イメージ1階から3~4階くらいの階段を行き来することになります。

子どもをベビーカーに乗せて歩く場合は、道路側の歩道から迂回した方が楽そうでした。

 

ホームページに「駐車場は足りない」

私達が10時前に現地に着くように計画していたのは、

公式ホームページに次のような記述があったからです。

 

例年、駐車場とトイレの不足についてお客様に大変なご不便をおかけして申し訳なく思っております。駐車場とトイレ(特に陶器市会場)が全く足りていないことは実行委員としても最大の課題点として認識しておりますが、施設的な問題なので解決が非常に難しい状態です。

 

それも、トップページにです。

「そんなに混むのか!」と焦った私達は朝8時すぎの出発を決意したのですが、

結果的にはなんとか陶器市会場近くの駐車場に停めることができました。

午前12時前の段階で、すでに車に乗り会場を後にする人もちらほらいたので、

HPから感じたほど絶望的な状況ではなく、

混雑はするけど待っていれば入れる、ということがわかりました。

タイミングによってはかなり待つことになるのかもしれませんが…

 

丹波焼陶器まつり 陶器市会場のトイレ事情

先に引用したように、トイレも全く足りていないということがHPに書かれていたため、

娘のおむつ替えをしようと車を降りた私は若干不安を感じていました。

が、陶器市の会場に入ると、もちつきをしているテントの向こう側、

「今田まちづくりセンター」のトイレの案内が目についたのでそこに向かいました。

すると、おむつ替えスペース兼(兼だったかな?)授乳室があることがわかりました。

中は4畳ほどの和室。

娘のおむつ替えはそこで済ませました。

 

その後ちょっと困ったのは、トイレの個室に子ども用いす(壁にくっついているもの)やベッドのついている所が無いことでした。

自分が用を足している間、娘を座らせておく場所が無い。

夫を待つか娘を抱っこひも(今回はベビービョルンのしっかりしたもの)に入れてなんとかするか思案していると、

親切な方が声をかけてくださり、娘を抱っこしていてもらうことになりました。

混雑は特にしておらず、ほぼ並ばずに入れました。

 

他の建物のトイレは行けなかったのでわかりません。

 

丹波焼陶器市会場の混雑具合

トイレの後、さっそく順番にテントを見て回る私(と娘)。

丹波焼なので、やはり土ものです。

あたたかみがあって、惹かれる器がたくさん。

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最初は、いいなと思った器のテントに貼られていた窯名をスマホで撮り、

ひととおり見てから買う物を決めるつもりでいたのですが、

それなりに混雑していて、しかも焼き物がどんどん売れるようで各窯のスタッフさんも忙しそうだったので、

「もしかして早く買わないと無くなるのでは」と思い、

気に入った物はその場ですぐに買う作戦に切り替えました。

ただ、混雑してはいましたが、

器を手に取って見れないとか思う方向に進めないとか、

そこまでのものではありませんでした。

 

各テント、外側に向かって器が並べられているので、

ベビーカーでも器を見て回るのは可能だと思います。

ただ、テントの内側にも通路をつくって器を配置している所もあり、

そういう所はベビーカーで通るのは難しいかもしれません。

 

どの窯元もそれぞれ個性があって、

見ているだけも楽しくて飽きませんでした。

小さい子供連れでなければ一日中見ていたいところです。

 

すてきな器をお値引き価格で購入

そもそも陶器を造っている窯元の直売になるためか、

ふだんの二割引きで器を買えるという陶器市ですが、

2日目だったからか、

陶器市の価格からさらにお値引きしてもらえたりもしました。

 

例えば今回私が買ったさんま皿2枚だと、

元々1枚1900円というシールが貼られていたのですが、

購入の際、2枚で3000円にお値引きしてもらえました。

 

これはすごいお得感です。

 

作家さんともっと会話したかった

そんな感じで、手に取ってみて良いと思った器をどんどん購入し、大満足の陶器市でした。

が、終わってみてちょっと惜しまれるのは、

作家さん、スタッフさんとの交流があまりできなかったな、という一点です。

多分そういうチャンスもあったのだろうと思いますが、

自分が選んでいる器を別のお客さんも手に取って選び出したり、

レジの列があるわけではなく、スタッフさんに声をかけた人から会計できるシステムのテントが多かったりで、

なんとなく買い物を急いでしまった感がありました。

 

じっくり器を選ぶなら窯元めぐり?

もうちょっと、「この模様はどうやってつけているんですか?」とか

そういう会話を楽しめるとより良かったかな、と。

そんな風にじっくり器を鑑賞して選ぶなら、(今回は行けていないのでわかりませんが)窯元めぐりの方が合っているのかもしれません。

 

レシピカードをもらいそびれた

あと、今回陶器まつりで悔やまれることがもう一つありました。

それは、各窯の器に合う料理のレシピが書いてある「レシピカード」をもらいそびれたことです。

あまり見当たらなかったので、2日目ということもあり、

だいぶ少なくなっていたのかもしれません。

多分1日目に行くのと2日目に行くのとで、それぞれメリットとデメリットがあるんだろうなあと思います。

 

昼食を購入できるお店と飲食スペース

陶器市会場には、陶器のテントとは別に、

飲食・物産のテントが並んでいるコーナーがありました。

当初の予想では、人が多くて売り切れてしまっていたり、

ものすごい行列に並ばないと買えないのかもしれない、

と覚悟していたのですが、

全然そこまでではありませんでした。

一部人気のお店は行列ができていましたが、

私達の買った「松茸ごはん」などは、12時ちょうどのお昼時でも並ばず買えました。

(足りなかったのでその後「とろろそば」も買って食べました。おいしかったです。)

 

飲食スペースは、「今田体育館」の中と外にテーブルといすが並べてあり、

かなり席が埋まっていましたが、ちょこちょこ空席ができて座れる、といった感じでした。

レジャーシートを敷いて外で食べている人もいて、

気候の良いこの時期ならそれもありだな、と思いました。 

 

抽選会でお米が当たる

陶器市会場では、3000円の購入ごとに1枚抽選券を配っていました。

私達は3枚の抽選券をもらい、抽選会のテントでくじを引いたところ、

なんと2等のお米「丹波ささやまっ娘」2kgが当たりました。

ラッキー。

ちなみに1等は丹波牛?のお肉でした。

 

今回購入した丹波焼の器たち

私は今回、以下の器を購入しました。

・さんま皿 2枚

・取っ手付きスープ椀 2個

・ごはん茶碗 1個

・茶色の大鉢 2個

・片口 2個

・花鉢 2個

・マグカップ 1個

 

このような感じです。(実は個別写真はインスタにも載せています…)

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なんともいい風合い。

添えてあるのは窯元の名前と場所が書いてあるカードで、

購入した器に同封されていました。

 

家で器を開封したらまずやっておきたい作業

器を購入した袋には、それぞれ窯名と場所が書いてあるカードが同封されていたのですが、

これは器とは別々にしまうことになるので、

このままではどの器をどの窯元で買ったかわからなくなるのではないか、

今後買い足したくなった時などに困るのではないか、

という心配が生じました。

高台に作者や窯名が彫ってある器もありますが、全てではありません。

 

そこで、同封されていたカードに、

  • 購入した年月日
  • 器の種類(「マグカップ」など)
  • 購入した値段

を書いておくことにしました。

これなら、今後同じ器を買い足したい時や、

来年以降の丹波焼陶器まつりに参加する時にも安心です。

 

目止めをしてみたけれど…

陶器を買ったら、水分が器から染み出すのを防いだり、汚れをつきにくくしたりするため、

目止めをするのがよいとされています。

私も今回、米のとぎ汁を沸騰させてしばらく置いておく目止めをしました。

ですが、丹波焼のどこかの窯の袋に取り扱い説明書が入っており、

それによると、器を水にひたして半日~1日おくように、とのことでした。

その方が楽なので、水にひたしておくだけで良いのなら、

今度からそうしようと思いました。

 

丹波焼陶器まつり まとめと今後の展望

丹波焼の器を買ったのは今回が初めてでした。

まだ買った物全てを使ったわけではありませんが、

どれもほどよい厚みと土の気配が手にやさしい器です。

重みもそれなりにあります。

和食器ではありますが、

花鉢などは洋風のサラダなどにも合いそうです。

マグカップは、口あたりもすごく良くて、お気に入りの器になりそうです。

 

 

 私が今回見れたかぎり、運営もわりとしっかりしていて、何より器がすてきで、ぜひリピートしたい陶器市です。

 

今回は反省点として、人の多さにビビりすぎたことが挙げられます。

私のほしい器リストに入っていた種類の器をほぼ今回の陶器市でそろえてしまったのですが、

果たしてすべて陶器でよかったのか、

磁器でも良さそうなものは、焦って買わなくてもよかったのではないか、

という気もします。

来年以降はもう少し心にゆとりをもって参加したいと思います。