一庫公園ハイキング〜子連れ山歩き 4回目〜
台風一過の涼しい日曜日。
明日の天気予報が晴れというのを見て、
前日の晩にふと思い立ち、家族3人(私、夫、1才の娘)で行ってきました。
一庫(ひとくら)公園は、兵庫県と大阪府のほぼ県境に位置する、兵庫県立の公園です。
https://www.hyogo-park.or.jp/hitokura/
ダムによってできた知明湖に突き出た半島に位置していて、
基本的に自動車でないとアクセスできない場所です。
手前にある、「道の駅能勢」の入庫待ちがすごくてちょっとびっくりしましたが、
そこを通り過ぎると日曜でもかなり交通量は少なめでした。
一庫公園には2つの駐車場があり、
ダム湖畔にある「湖畔の駐車場」、
知明山頂に近い「丘の駐車場」となっていて、
半島に渡る橋をこえるとすぐに、それぞれに行く道が分岐しています。
この橋を渡った後は、幅がせまく且つ曲がりくねった道路になるので、
運転に自信のない人(私)にはちょっと怖い道かと思います。
私達は「丘の駐車場」を選びましたが、
たしか駐車場入り口に、
「こちらの駐車場は高齢者や障害者、小さな子供連れなどを優先とするように」といった感じの注意書きがありました。
駐車場に車を停め、登り坂を道なりに歩いていくと、「ネイチャーセンター」と書かれた建物があり、
その中にトイレや授乳室がありました。
多目的トイレの中にはオムツ替え台もあり、赤ちゃん連れ、乳幼児連れに優しい施設であることがわかります。
一庫公園の簡単な全体マップもそこでもらうことができました。
マップを見ると、ネイチャーセンターのすぐ脇から、「知明山」という標高349mの山に登れる歩道が通っているようです。
私達は知明山という山があることを知らずに一庫公園を目指して来たのですが、
せっかくなので登ってみることにしました。
まず、ネイチャーセンター横というか前に伸びている丸太を使った階段を登っていくと、
「見晴らしの丘」という看板のある場所に着きました。
見晴らし、といってもダム湖が見えるわけではなく、
公園の中で少し小高くなっている程度です。
ここから、ダム側に行く道と山側に行く道幅に分岐しているようです。
知明山に登って「自然観察の森」をぐるっと回るように下りてくるコースタイムは、1時間半くらいだということが、看板を見てわかりました。
要所要所に現在地が確認できる地図や案内の看板が立っていて、非常によく整備されています。
山側の道を進んで行くと、丸太の階段が終わり、
登山道らしい雰囲気が出てきました。
ちなみに、六甲山の時は泣いて嫌がってモンベルのベビーキャリアに乗ってくれなかった娘ですが、
今回はむしろノリノリで、
乗せてくれと自分から催促するほどでした。
道中も彼女なりに周りを見て楽しんでいたようです。
幼児心はむずかしい。笑
基本的に、なだらかな登り坂と整備された階段の繰り返しなので、かなり歩きやすい道です。
登山靴でなくても登れそうです。
途中、もみじの木などもあり、紅葉の季節はきれいだろうなあ、と少し先の時期に想いを馳せたり。
静かで森の緑の美しい道を登って行くと、
(ネイチャーセンターから)おそらく30分くらいで山頂に着きました。
山頂間近というところに、三角形の木のトンネル?が二つ。(山頂側からの写真です。)
山頂には特に眺望はありません。
私達は立ったまま少し休憩したり、
一応記念撮影をしたりしました。
そこから、「岩場の休憩所」という次のスポットを目指して下り始めました。
丸太の階段が長く続いたり、
丸太の代わりに石が敷かれた階段になったり。
谷側には丸太の手すりもついています。
基本的にしっかりとした足場ですが、
わりと段の幅がせまかったり、段そのものが傾斜したりという所もあったので、
転倒しないよう細心の注意をはらって下山しました。
特に娘を背負っている夫は、
普段の倍くらい時間をかけて、
手すりに手をかけながら慎重に歩いていました。
上に写真を載せたmont-bellベビーキャリアですが、
背負った感じ、見た目よりもかなり不安定に感じます。
子どもを乗せて普通に平地を歩くだけでも後ろ側の左右に揺さぶられる感じがするので、
ただでさえ道の状況に合わせて方向転換を繰り返さないといけない山道ではなおさらです。
子どもをおんぶするという構造上仕方ないのだろうと思いますが…
mont-bellベビーキャリアの詳しいレビューはこちらの記事に書いています。
「岩場の休憩所」を過ぎてから次の「沢の休憩所」に至るまでの道に、
ほとんどUターンくらいの角度で右に曲がらないといけない所があるのですが、
看板がU字の内側から外側に向けて立っていて、振り返らないと見えないので、
うっかり直進しそうになってしまうかもしれません。
直進方向は斜めに倒れている木があり、その枝が垂れているので、道ではないことがわかるようにはなっていますが…
ちなみにいずれの休憩所も、ベンチがあるくらいの簡素なもので、
自販機などは無いので、
飲み物はネイチャーセンター前の自販機で調達しておきましょう。
「沢の休憩所」を過ぎると再び分岐があり、
私達は「自然観察路」経由で駐車場に至る道をえらびました。
歩いていくと道が舗装路になり、丘の駐車場に着きました。
あまり休憩せずに歩いたからか、
1時間くらいで戻ってきたように思います。
ちなみに、人とすれ違うことはもちろん人を追い越したり追い越されたりすることも、一度もありませんでした。笑
私達が歩いたのが午後だったこともあるかと思いますが、
どちらかもいうと公園の遊び場やダム湖の方向に人が集まっているようでした。
結果的には、のんびり静かに山歩きを楽しめたので良かったかな、と思います。
標高349mの、山というより丘と呼びたくなる高さの山ではありましたが、
日ごろ運動不足の身にはちょうど良いトレーニングになりました。
ただ、これまでに子どもを連れて行ったハイキング全てに共通して、
圧倒的に眺望が足りない(六甲山を断念したせいで)!!!
ということに気づいたので、
そろそろ少しは眺望を楽しめる山にも行ってみようかな、と思います。