はみがきしながらスクワット

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出産にあたり、予備知識がくつがえされたこと

今年第一子が産まれたのですが、初めてのお産にあたり、書籍や雑誌、各所から届くDMやインターネットにて情報収集をするというよくあることをしていたわけです。

 

が、実際に出産してみて、事前に得ていた情報とちがってびっくり、ということがいくつかあったのでピックアップしておきたいと思います。

と言っても、お産は人により様々、感じ方も様々であるのが当たり前だと思うので、こういう場合もあるんだ、へー、と思っていただければ幸いです。

 

以下、事前に得ていた情報を項目として、それが実際はどうだったかを書いていきます。

1.陣痛の間、水分補給や栄養補給をして体力を保つ

私の出産した病院(大学病院)では、万一帝王切開に切り替えないといけなくなった場合にそなえて、という理由で、破水した後夕食をとってからは基本的に食べたり飲んだりしないように言われ、翌朝9時に陣痛室(というかLDR?分娩・回復室も兼ねている)に入りました。

朝に点滴で2時間くらい栄養補給した他は飲まず食わずという状況に不安でした。

それどころか導尿されたくらいで。めっちゃ痛かったし。

 

出産により体内のエネルギーを使い果たした状態になり、出産後2時間の回復時間を経ても立ち上がるとフラフラで、ベッドのまま病室に戻りました。

その日の晩ご飯を完食したら看護師さんに驚かれたけど、お腹がすいてすいて。意外に食べれなかったりするのでしょうか。

 

2.いきみたいのに我慢しないといけない時間帯があってそれが一番辛い

これは、私が陣痛促進剤を使っての計画分娩だったからだと思いますが、「いきみたいのに我慢しないといけない」感覚は、私のお産にはありませんでした。

ちなみに陣痛促進剤は、妊娠38週の妊婦検診で急遽使うことになって、と思ったらその検診で破水して翌朝陣痛が始まって、始まっているのに「予定通り使いましょう」ということになったものです。結果的には子宮口3センチの段階から5時間半で産むことになりました。

陣痛が痛くて痛くて、もう無理!もう無理!と何回か思っていた頃に、助産師さんから「いきみたい感じがしますか?」と聞かれたけれど、「?」って感じで。

「そろそろいきんでも良さそうなので先生にみてもらいますね」と言われ、子宮口が9センチになっていたので、「いきんで良いです」となりました。

言われてみて初めて、「体に力を入れたら痛みがごまかされる!」と気づきました。

 

愚直にもというか、事前のイメトレ通りひたすら息を吐くことに集中していて、助産師さんに「上手に痛み逃せてますよ~」と言われていたものの、心の中では「逃れてない逃れてない!痛いから!痛すぎ!」という状態でした。

 

速いお産で陣痛がどんどん強くなっていったのはしんどかったけど、その分辛い時間帯が少なかった、というか辛い感覚の一部を経験せずにすんだようです。

 

 3.陣痛の痛みにより、赤ちゃんが産道を通る時の痛みは感じない

これもどこかで読んだのですが、私は痛かったです。イテテって言いました。

 明らかキャパオーバー感がありましたが、「切らなくてもいけそうです」と言われ、会陰切開はありませんでした。これも意外でした。

 

4.胎盤が出る時の陣痛が辛い

これはあまり感じませんでした。お腹の張り感はたしかにありましたが、本当に弱い陣痛という感じ。ちょうど胸の上で赤ちゃんを抱っこさせてもらっていたから気が紛れていたのかもしれません。

 

5.傷口の縫合は、出産で感覚がマヒしているから痛くない

残念ながら痛かったです。麻酔もしてもらったのに、麻酔全く効いてないんじゃないかってくらい痛かった。今針さしてる!今糸通ってる!というのがはっっきりとわかりました。

 

 

以上が私の経験した、出産で予備知識がくつがえされたことです。

 

余談ですが、縫合もすべて終わってただ横になっているだけの回復時間がすごく寒く感じました。体が震えまくって何これこわい、と思いましたが、お腹に胎児がいることでそれまで体が温められていたのと、飲み食いしていないことで冷えたのと、貧血とかが原因かなと思います。

胸の上に赤ちゃんを乗せてもらうとちょっとマシになりました。(カイロがわりか。)

 

これから出産する人は、めちゃくちゃ大変だけど、終わってみてとてつもない人生経験になるので、がんばってください。