【淡路島】大潮の日にうずしおクルーズに参加してきた
先日、家族(夫婦と1歳児)で淡路島旅行に行きました。
その時に泊まったホテル、「淡路インターナショナルホテル ザ サンプラザ」についてはこの記事にまとめています。
淡路島に旅行に行こうということになってから、
旅行雑誌を買って淡路島で何をしようかと検討していました。
その中で何気なく見ていた、うず潮のページ。
うず潮の見ごろ時刻(より大きなうず潮が見られる)が月日ごとに記載されていたのですが、
私達がちょうど淡路島に行く日が、秋の大潮の日と重なっているではありませんか!
大潮の日には、なんと最大直径ウン十m(あえて書きません)のうず潮が見られるとのこと。
これは行くしかない!
ということで、淡路島の第一目的地となりました。
さらに、淡路島に何十回と行っている義父が助言してくださり、
とのこと。
◎と〇と△って、なんだか競馬の予想みたいだな、とか思いつつ、
うずしおクルーズのHPを見てみると、本当にそうなっていて、◎の時に一番大きな渦が見られるようです。
私達はその◎の時刻の咸臨丸を狙ってスケジュールを組むことにしました。
日中、9:30を始めとして1時間20分間隔で運行しているようです。
ちなみに「咸臨丸」は、幕末の蒸気帆船の咸臨丸を模した船となっているそうです。
当日、阪神間にある自宅から中国自動車道を通って淡路SAまで約1時間、
そこから淡路島を縦断して福良港まで50分足らずで着きました。
到着したのは、咸臨丸の出港時刻20分前。
やや直前になってしまいましたが、チケットを購入することができました。
中学生以上2000円、小学生1000円という料金です。
それから列に並び、いよいよ帆船風の外観の船に乗ります。
金曜の平日でしたが、それなりに人がいました。
乗客は、年配のご夫婦、私達のような親子連れ、学生さんの団体、外国のアスリート的な人など、様々でした。
(アスリートさんはラグビー関係の人だったかもしれません。ちょうどワールドカップ開催中だったので…)
船は1階から3階まであり、2階と3階では屋外で潮風に当たりながらうず潮を見ることができます。
私達は上から順に見て回り、1階に下りました。
1階には咸臨丸資料館があり、幕末の咸臨丸の概要や歴史についての解説や展示がありました。
興味がある人なら、船がうず潮エリアに着くまでの20分ほどをここで過ごすのも良いかもしれません。
そして1階には、左右に分かれた畳のゾーンがあり、低いテーブルが並べられていました。
これは良い!1歳児をだっこひもから解放できる!
と思い、そこに陣取ることにしました。
「タイタニックだと真っ先にやられる所」だとか、縁起でもないことを言う夫…笑
他のお客さんはほとんど2階や3階に行っており、
私達の他は1組しか畳の間にいません。
おかげでうずしおエリアに着くまでの約20分間、
くつを脱いで畳の上でまったりと、くつろいで過ごすことができました。
娘も自分で動くことができてごきげん。
うずしおクルーズ自体1時間くらいあるので、
そんなにずっと潮風に当たっていなくても良いかな、という人には
1階の畳は本当におすすめです。
丸い窓があり、一応外も見えます。
船の中では、随時周りの島などについてスタッフさんが解説するのが放送されており、
うず潮に近づいたら放送で知らせてくれます。
そこで私達は2階へ。
大迫力の大鳴門橋が近づいてくると共に、海の水面の様子があやしくなってきます。
海水らしく波立っているところの間にちらほら、海水の流れ同士がぶつかって波が立たなくなっている部分が見えます。
不思議だなあー。
ちょっとだけ巻いているものもあります。
その巻いている部分が次第に大きく、激しくなり、
いかにもうず潮!なものが出てきました。
ずっと同じ場所で巻いているように見えるものもありますが、
現れては消えたり少しずつ移動したり、という渦がほとんどのようです。
「すごい!すごい!」と口々に言いながらうず潮の見入り、写真をとったりする乗客たち。
実際に見たうず潮は、
写真で見るよりもずっと、自然の不思議を感じることができました。
ただ、「大潮時にはウン十m」の事前情報は正直余計だったかも…
「直径ウン十mの大迫力のうず潮」を事前に想像してしまうと、
実際に見たときに「そうでもないな…」と思ってしまったりするので。
なるべく先入観なしに見に行くことをおすすめします。笑
大迫力といえば、
かなり激しめの渦がたくさん巻いているところに、
果敢に突っ込んでいく小ぶりの船がありました。
船体に「Eddy」と書いてあったので、
鳴門側から出港する観光船「アクアエディ」だと思います。
うず潮のど真ん中に突っ込んでいっては、
若干旋回しながら押し戻されていきます。
すごい強気。
でもめっちゃ揺れそう…
船酔いしない人なら、アクアエディに乗るのも、スリリングで良いかもしれません。
そんな、今回の1時間の船旅で一番印象に残ったシーンでした。
あと、海水面に段差ができているところなどもあり、すごく不思議な感じでした。
うず潮を見た後は2階の甲板から景色を見てすごしました。
鳴門海峡の島々の海岸線が断崖絶壁で、潮の流れの速さがここにも表れています。
予定通り、1時間ほどで福良港に到着。
心地よい船旅で、大自然の神秘に触れることができて満足です。
2000円を払って船に乗る価値がありました。