山本ゆり『syunkonカフェごはん レンジで絶品レシピ』感想・レビュー
syunkonカフェごはん レンジで絶品レシピ (e-MOOK)
- 作者: 山本ゆり
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: 大型本
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今や書店に行けばだいたいレシピコーナーにこの筆者の本が平積みしてあり、レシピ本作家の中でもかなり有名な方になっていると思うので、今さら感がありますが…
うちのオーブンレンジに付属していたレシピブックが使いにくいという話を以前書いたのですが、
逆にすごく使いやすい、ベビーに使っているレシピ本(電子レンジの本)を紹介したいと思い、
この記事を書きました。
そもそも私がこの本を知ったというか入手したのは、
2017年に結婚した時、友人から結婚祝いのプレゼントの一つとしてもらったからでした。
同時にもらった「syunkonカフェごはん6」と共に、
わが家の献立の中で活躍しています。
まず、このレシピ本を開いてまず驚くのが、
文字の多さ。
そしてノリのユルさと関西感。
こんなにボケとツッコミが詰め込まれているレシピ本は見たことがなくて、
料理に活躍する前にとりあえず一通り読みました。
時々ニヤニヤしながら。
そんな、読み物としても楽しめる本なのですが、
料理の方もすばらしい。
レンジ調理専門の本ということで、
まずはジップロックコンテナ的なものを買っておく必要がありますが(あと耐熱皿と耐熱ボウル)、
それさえクリアすれば、
ふだんの料理に使わないから持ってない、というような食材や調味料はほぼありません。
うちに限って言えば、マヨネーズや顆粒和風だしの素を常備しておらず、加工肉系も無い、とかはありますが、
それでも支障なくできる料理がたくさんあります。
普通の食材、普通の調味料でできるものが載っているので、
作ってみようかな、とやる気になります。
例えばうちでは、
- カレイの煮つけ
- ひじきの煮物
- かぼちゃの煮物
- 鮭じゃが
あたりの、シンプルな家庭料理的なものは特にリピートしています。
どれも、鍋などで作るより明らかに楽で、
しかも加熱時間も5分とか7分とか、
拍子抜けするくらい短時間でできるんです。
あと最近は、「さつまいもの塩バター」もよく作っています。
完成図↓
これ、丸ごと焼こうと思ったらオーブン機能で1時間近く焼かないといけないのが、
スティック状に切ればレンジで5分ですよ。
お手軽すぎる!
砂糖を入れずにいもの甘みだけで作って、
1歳の娘のおやつにしています。
よほど好きみたいで、
小さめのさつまいもほぼ1本分食べてしまうので、
ちょっと食べすぎかな〜と思ったりしますが…笑
でも、どれも本当においしいんです。
筆者の味つけのセンスが良いんでしょうね。
安心して作れます。
それに、植物油を使わない料理も多いので、
アレルギー体質にはとてもありがたい。
(レンジ本の第二弾も発売されていますが、
若干脂っ気が多いのとやや凝った料理が多い気がするので、
私はどちらかというと第一弾の方が好きです。
あ、でも「さばの煮つけ」なんかは第二弾に載っていて、たいへん重宝しています。)
そして、この本を使っていると、
野菜などだいたいどれくらいレンジ加熱すればいいのか覚えてくるので、
副菜づくりが超楽になります。
例えばなすやキャベツレンジ加熱して柔らかくしたやつを、
甘酢とか適当な調味料であえればそれだけで一品完成。
という感じなので、
最近は副菜をレンジで作ることが多いです。
まとめると、
- 読んでも面白い
- 普通の食材で作れる
- 簡単
- 短時間でできる
- 健康的
- 応用がきく
と、いいことずくめの本です。
電子レンジは料理の温めなおしか冷凍食品の解凍くらいにしか使わないって人は、世界が変わると思います。
結婚祝いにこの本をくれた友人のように、
私も誰かにプレゼントしたいと思っています。