山登りにおける歩行速度について~テーピングの効用体験~
山登りをする人で、標準タイムの5割や6割で行動できる、速く歩けることを自慢げに言う人がいます。
かくいう私の夫もその一人です。
標準タイムというのは、登山地図に書かれている、ある地点から別の地点まで、登り何分、下り何分かかる、という時間のことです。
たしか、心身が健康でかつ、やや高齢の人を想定し、休憩など除いてどれくらいかかるかということだったように思いますが、詳細は忘れました。
そこそこゆっくりめな印象があります。
夫は、とにかく速く歩きます。特に登り。
私もやや速めではありますが、速く行けることはそんなに自慢するようなことでもないと思っています。
たしかに、あまりに歩くのが遅いと、日が暮れるまでに下山できないなどのリスクが発生し、危険です。
個人的な考えですが、登山地図の時間をオーバーしてしまう程ゆっくりペースの人は、
訓練を積んでそれを克服できるまでは、日帰りできる近場の山だったり、ロープウェイなどでエスケープできるルートを選んだ方が無難と思います。
また、速く歩けることにより、夫のように土日以外はほぼ休みをとれない職場にいた場合でも、
ちょっと足をのばして遠くの山に行くことを計画できる、楽しみの幅が広がる、というメリットがあります。
ですが、速く歩くということは、ケガをするリスクを上げることにもつながります。
登山道で踏み込みを誤り、捻挫や骨折などのけがをしてしまったら、どうなりますか?
自分で応急処置ができますか?
どうやって下山しますか?自力で?誰かに助けてもらって?
そのあたりまでちゃんと考えて、ケガの予防含め対策ができている上で、ということなら多少速く歩いても良いのではと思います。
なぜこのような話を書こうと思ったかというと、
今日子ども(7kg)を抱っこしたまま歩いて方向転換しようとした時に足首を痛めてしまい、
「こんな平らなところでもこういうことになるんだったら、山でも当然ありえるよね」と思い至ったからです。
そういうリスクがあることは頭ではわかっていたものの、これまで応急処置などの知識がうっすらとしかなかったことを反省し、自分なりに調べて足首にテーピングをほどこしてみました。練習練習。
いや、テーピングを応急処置というのは違うかもしれませんが。
ただ、やってみると、足が劇的に軽くなってびっくりしました。
本来5センチ幅のテープですべきところ、家に4センチ位の分しかなかったので、それでやりましたが、痛みがだいぶ緩和されました。
もっとちゃんとできる人がやれば、もっと緩和されそうです。
とはいえ、あまり動かさないように気を付けています。
今後は子どももいることだし、けがの手当ての知識をつけていきたい、とぼんやり考えました。
(参考にしたテーピング貼り方動画を張ろうと思ったけど何を見たか忘れました…)