はみがきしながらスクワット

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食事療法(リノール酸低減療法)で花粉症が治ったこと

『花粉症が治ったよ!』/佐々木愛 感想・レビューなど

 

 

 

私は、社会人2年目くらいの時に花粉症を発症しました。

 

いや、それ以前にも発症していたかもしれないし、慢性的な鼻炎という自覚が学生の頃からあったので、花粉症としてはっきり自覚できるほど激しい目鼻の症状が出だしたのがそのくらいの頃、という感じです。

 

仕事に支障が出るので耳鼻科で薬をもらって服用し、症状をおさえていました。

 

薬がなくなってまだ症状があれば、また耳鼻科に行きました。

 

でも、それを何年か続けているうちに、根本的に治るわけでもないのに医療費を払って薬を飲むことがばかばかしくなってきて、ネットで色々と調べ始めました。

 

はじめは、ヨーグルトがいいだとか、トマトジュースがいいとか、ローズヒップティーとかルイボスティーとか、これを食べれば・飲めば花粉症が改善する!という情報に多く出会いました。

 

トマトジュースやローズヒップティーは一応試しましたが、特に効果は感じられず。

 

また、目や鼻のまわりにワセリンをぬると良いというのも試しました。

 

これは、症状が多少楽になった気がしましたが、一日の終わりや朝になるとくしゃみ、鼻水が止まらなくなったり目がかゆくなったりというのは変わらず。

 

外出時にマスクをして目鼻まわりをワセリンでベタベタにして、2回ほど春を耐え抜きました。

 

そんな中、昨年末頃に、「花粉症が治ったよ!」という電子書籍の本に出会いました。

(実際Amazonで見つけたのは昨年夏で、先に「アトピーが治った」という同著者の本を間違って購入しましたが、内容はだいたい同じような感じでした。)

 

漫画が中心の構成になっていて、あまり時間がかからず読めます。

 

 方法は、著者のブログにも書かれていますが、簡単に言うと、

  1. 植物油をとらないリノール酸の摂取を減らす)
  2. 魚をよく食べるリノレン酸の摂取を増やす)

という方法でした。

現代の日本人の食生活では、この二つの脂肪酸のバランスが崩れてしまい、花粉症やアトピーが出やすくなっているそうです。

 

リノール酸は、そもそもあらゆる植物・動物に含まれる脂肪酸なので、ふつうに野菜や肉、魚、米などを食べていれば十分に摂取できるもので、

そこにさらに調理に使うサラダ油やごま油、菓子なども含む加工食品に使われるいる植物油を食べてしまうと簡単に摂取しすぎになるということでした。

 

世間でのリノレン酸(オメガ3脂肪酸)ブーム(あまに油、えごま油を推す)はテレビなどで知っていましたが、 こういう情報は初めてでした。

 

そのほかにも、よく噛んでゆっくり食べるとか、畜産物を食べ過ぎないとか、胃腸にやさしい食事をすることも大事だったりするようです。

 

詳しくは本やブログに書かれているので割愛します。

 

 

 

私は、2月の中旬頃に鼻がむずむずしだしたので、食事療法を開始することにしました。

 

(この本を読んだ時点で、これは花粉症やアトピーだけの問題ではないな、と感じたので植物油をなるべくひかえるようにはしていました。)

 

といっても、3月に娘の初節句でごちそうを食べることがわかっていたので、本格的な開始はその後でした。

 

最初の一週間ほど、入浴時に目がかゆくなる症状が出ていました。

が、鼻の症状はあまり出ておらず、まだ花粉がそんなに飛んでいないのかと思っていました。

しかしその後、杉花粉のピークのシーズンを迎えても、鼻の症状が出ることはほとんどなく、目の症状もおさまっていきました

 

これは本当に効く方法ということなのか!と驚きつつ、

でも、自分の生活がそもそも仕事をしていた昨年までと、育休中の今年でずいぶん違うし、単純に比較できないな…と思ったりもしました。

 

が、今年は今年で、天気が良い日は毎日娘の散歩を兼ねた買い物のため30分以上歩いて外出しているので、屋外にいる時間の比較でいうと昨年までとあまり変わらないようにも思います。

 

花粉が非常に多く飛散する、と天気予報で言われた日に、友達と外で座ってお茶をしたこともありますが、その日も次の日も、全く平気でした。

 

そうこうしているうちにスギ花粉のピークを過ぎ、ヒノキ花粉のシーズンになりました。

この頃には目の症状は全く出ず。

鼻がむずむずすることも時々ありましたが、これは花粉症というより食べ物の問題だったと感じています。

というのも、私は自分のおやつとして、素焼きミックスナッツが好きでよく食べていたのですが、どうもこれを食べると、その日の晩や翌朝に鼻がかゆくなるようです。

 

食事療法をやってみたおかげで、自分の体調のちょっとした変化に気づくようになり、自分の体質、気を付けるべきことが具体的に見えてきました。

 

 

最初は半信半疑で始めた食事療法ですが、この本に書かれていたことは正しかったと、身をもって実感しました。

 

 

そして花粉症のシーズンも終わり、5月。

久しぶりに、急遽、おいしい牛タンのお店でがっつりランチを食べる機会がありました。

たくさんお肉を食べてお腹いっぱい。

夕方になってもお腹がすいてこない中、その日の晩は元々予定していたマーボー豆腐ときんぴられんこん。

 マーボー豆腐にはごま油もラー油も入れず、でも豆板醬はちょっと入れて。

きんぴらを炒めるためにオリーブオイルをちょっと使って。

そして豚ひき肉から大量に出てくる油。(ある程度キッチンペーパーで吸いましたが。)

牛肉を食べた日の晩に豚肉という、畜産物のハシゴ。 

 

夕食後、お腹が苦しいだけでなく、鼻水も出てきました。顔がなんとなくかゆい。

翌朝も鼻がむずむず、目もかゆい。

ああ、やっぱり昨日の食事はいけなかったな。とはっきりわかる症状でした。

その日の晩はカレイの煮つけをメインとし、油を使わない献立にしたら、その後は症状が出なくなりました。

 

学生時代から、時々花粉症シーズンでもないのに鼻水が止まらない日があったので、自分は鼻炎だと思っていました。

でもそれが特に土曜日が多かった理由はわからなかったのですが、やっとわかりました。

金曜日に不摂生することが多いから。

居酒屋に行ったり焼き肉屋に行ったり、みんなでパーっとやろう、という日はだいたい金曜日でした。

そういう場ではだいたい、揚げ物など脂っこいものをたくさん食べることになります。

 

食事のせいで、花粉症のシーズンじゃなくても花粉症の症状が出ることがあるようです。

 

 

あと、ブログの方で時々触れられている、生理痛の軽減も実感しています。

が、これは産後一年たっていなくて体が完全には元に戻りきっていない状況のためまだ「効果があった」とはっきり言えない気がするので、しばらく様子見です。

 

 

そんなわけで、治りました、花粉症。

油をおさえる生活はそんなに苦ではありません。

あっさり味の方が素材を味わえるし、

時々はめをはずす日があってもその後の自粛でリカバリーがきくこともよくわかったからです。

 

よかったら一度読んでみてください。